Google Chromeがさらに速く
2009年2月7日 (土)
グーグルのブラウザChromeは描画が高速であるらしい。描画速度は、Forefoxの最新バージョンが速いらしいが、Chromeはそれと同等かわずかに速い、という速さらしい。それにひきかえ、IEは描画が極めて遅いので時期バージョンであるIE8で高速化が実現されるらしい。
Chromeが高速であるひとつの要因は、JavaScriptの実行の速さだ。ただChromeのJavaScriptはFirefox最新版のJavascriptエンジンであるTraceMonkeyよりわずかに遅い、という評判だった。そこでグーグルはJavascriptエンジンの高速化に手をつけた。グーグル、「Google Chrome」高速化で新たな取り組み–独自で正規表現を実装によると、
オープンソースブラウザ「Google Chrome」の動作速度向上に向けたGoogleの試みの一環として、Chromeのプログラマーらは、サードパーティーのソフトウェアパッケージを捨て、独自のパッケージに切り替えた。
この変更は、正規表現と呼ばれるJavaScriptテキストを処理するためのキーコンポーネントに関するもの。
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プログラマーのErik Corry氏、Christian Plesner Hansen氏、Lasse Reichstein Holst Nielsen氏の3人は、The Chromium Blogへの投稿で、「JavaScriptの他の部分は改善してきたが、他の部分よりも正規表現の遅れが目立ち始めた。そこで、われわれは、外部ライブラリを利用するよりも、われわれの既存のインフラと統合することにより、JavaScriptの性能が向上するはずだと考えた」と述べている。その結果として、Google独自のプロジェクトである「Irregexp」が生まれた。 (C)CNET Japan
遅い要因の正規表現ライブラリを、自前のものに変更して高速化を実現した、ということだ。
ブラウザの高速化の戦い、ますます楽しみだ。IE一極の状況を打破するきっかけになると嬉しい。
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