国歌を間違えた政治家

2007年8月11日 (土)

少し前だが8月3日の毎日新聞記事ベルギー:次期首相候補、間違って仏国歌を熱唱について。

ベルギーの次期首相候補、ルテルム氏(キリスト教民主フランドル党)が、同国の建国記念日に、テレビ局の記者に国歌を歌うよう求められ、誤ってフランス国歌を歌った

祝賀会場の入り口で待ち構えた記者の求めにベルギー国歌ではなく、仏国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌い、中継された。両国歌は曲・歌詞とも全く違い、初めは「冗談」との観測も出たが同月23日、同氏が謝罪。問題が大きくなった。

ほとんどの日本「国民」は同氏を政治家の資格無し、という感想を持つだろう。私の感想は全く異なる。政治家が国歌を間違えるようなベルギーという国の市民の国家意識の低さがうらやましい、と思ったのだ。

そもそもベルギーはフランス語圏、オランダ語圏の二言語圏があって対立している。国歌を間違えたルテルム氏はオランダ語圏。そして間違えた歌が相手側のフランス国歌とは、同氏がそもそも「国歌」という意識、さらには「国家」という意識が低いことを伺わせる。つまり同氏は、ベルギー国に所属する国民の意識ではなく、おそらくヨーロッパ市民の意識なのだろう。

翻って日本。某一家を賛美する歌を国歌として市民に強制する動きが急速だ。私の予想だが、将来「国歌侮辱罪」という罪が新設され、このブログのように「国歌」を揶揄したり、寝そべったりラーメンを食べながら国歌を聞くと逮捕される日が来るのではないだろうか。

それにしても日本を米国の属国として米国主導の戦争に巻き込まれる体制を作りつつある・作った小泉・安倍両氏は、国歌を歌えと言われたら米国国歌を歌うに違いない。

ちなみに私は国家を統治するシンボルである国歌・国旗というものに完全に反対である。このことについてはいつか話題にしたい。が、その前に政治を少し勉強する必要があるようだ。

それはさておき、私個人は「日本国民」ではなく「地球市民」でいたい。だから、国歌を間違えたベルギーの政治家に拍手。

(このブログでは、政治を論理的に考えることのできる人を「市民」、考えることができずに感情・ムードで政治を判断する愚民を「国民」と記している。)

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