森永卓郎氏のコラム

2005年12月6日 (火)

森永卓郎氏のコラム貧民が増えるほど、挙国一致体制は強化される

 「憲法改正大合唱」の時代だからこそ、憲法9条の原点を見直せを読んでの感想を少々。

総選挙の自民党圧勝以来、いや、その前から評論家やマスコミの政権批判は影を潜めてきた。その現状で政権批判を続けている数少ない評論家の一人が森永氏である。私は以前は経済評論家としてしか彼を見ていなかったが、市民に影響力を及ぼすことのできる評論家という立場を最大限に利用して政治批判発言している最近の森永氏に敬意を表する。

森永氏はそのコラムで次のように述べている。

いまや小泉批判のできる評論家は数えるほどになった。テレビを丹念に見るとお分かりだろうが、平日のニュース番組や土日の情報番組から明確な反政府の論調は消えている。総選挙の圧勝と株価の好調さで本来は政府をチェックすべきマスコミもその役割を捨てようとしている。

マスコミの最大の役割は、政治・政権に対する批判である。その批判または監視の目があるからこそ、政治は道をそれほど外れずに遂行される。しかし最近のマスコミは、その一番重要な役割をすっかり忘れている。または、政治批判という危ない橋に近づかないでいる。マスコミだけでない。評論家もそうである。そして、自民党にとって最大の敵であるはずの民主党に至っては、党首が自民党右派より右という始末。どこにも批判の目がない。この結果、政治は自民党の「お手盛り」の世界となってしまった。自民党の思うがままに政治は進んで行く。このような事態となった最大の「容疑者」は、マスコミである、と私は考えている。マスコミ、つまり新聞と放送である。いかなる場合でもマスコミは政権と距離を置き批判を続けなければならないはずだ。政治批判・政権批判がマスコミの一番重要な使命のはずだ。

また、森永氏の次の意見。

厚生労働省の調査ではすでに非正社員の比率は全産業の約35%にも達している。彼らの年収は120万円程度だ。私がいう“年収300万円”なんていう生ぬるい世界ではない。こうなると、自暴自棄になって破壊願望さえ現れてくる。それが実は現在の小泉支持の本当の理由ではないかと思っている。

なるほど、そうだったのか。前回の総選挙で自民党大勝の原動力は、選挙にいったことのないような若年層だったとか。なぜ若年層が超保守化しているのか、私はいままでわからなかったが、この森永説は有力な説だと私は思った。

200X年の近未来。次のような事が起こるのではないか、と私は危惧している。杞憂なら良いが。。。

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労せず利益を得たいデイトレーダーで株式市場は完全にバブル化。貧富の差はますます激しくなる。フリーター・引きこもりの若年層は完全に取り残され、彼らは不満のみがつのって行く。自分の惨めな一生が見えてしまった彼らはそのはけ口を暴力に求めるようになる。夏の暑い日の夜、サッカーの試合やちょっとした事件がきっかけで、暴動が発生。コンビニは破壊され略奪される。このような事件が相次ぐ。そして、戦争好きの政治家が登場。国民投票制度を最大限利用して彼は圧倒的支持を得て日本国の大統領に就任。軍拡・核軍備を進める。そして東シナ海でのちょっとした領土争いから、C国と日本は戦争に。。。
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この話のとおりになったとき、誰が一番責任があるか?それは、ダンマリを決め込んだ今のマスコミである。

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