むしゃくしゃはむちゃくちゃ

2006年1月7日 (土)

「むしゃくしゃ」という言葉がある。「気分がむしゃくしゃしている」などと使う言葉である。かなり口語的言葉と思うが私は口語では使わない。文語でももちろん使わない。昔からも使ったことはない。かなり時代錯誤の言葉のような感じがするし、言葉から伝わるニュアンスが好きでないからだ。

世の中でもこの言葉は普通は聞かれない。しかしある場面では、かなり高い確率で使用される。それは放火の報道記事だ。

たとえば、今朝早朝にJR下関駅が放火で焼ける事件があった。その犯人は逮捕された。その記事にきっと「むしゃくしゃ」という言葉が出てくると予想して記事を見たら、予想通りあった。JR下関駅に放火容疑、74歳男を逮捕 3千平方m焼失中である。

容疑を認め、「空腹でむしゃくしゃしていてやった」と話しているという。

別の新聞サイトにもあった。JR下関駅火災:76歳無職男を放火で逮捕 ライター使いでは次のとおり。

容疑者は「腹が減ってムシャクシャしていた。ライターと紙で火をつけた」と供述しているという。

私のみならず現代のほとんどの人が違和感を覚えているであろう「むしゃくしゃ」という言葉を新聞記者がなぜ使うのだろうか。それは、新聞記者が警察発表をそのまま記事にしているからだ。「むしゃくしゃ」という言葉を放火記事に見るたびに、警察発表鵜呑みの怠慢新聞記者を条件反射に思い浮かべる今日この頃である。

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