「あけましておめでとうございます」
2006年1月8日 (日)
昨日アップロードした記事正月らしさでは、正月らしさの喪失が今年は甚だしかったことを述べた。その続編である。
今年は、新年に初めて人に会っても「あけましておめでとうございます」と言う人が少なくなっている気がする。年末に、「良い年をお迎えください」と言う人も同様に減っている。特に、若い層にその傾向があるように感じている。
従って私は、相手を見て「あけましておめでとうございます」と言うようにしている。ある一定の年代以上のかたにはそのように言うが、若い年齢層の人にはほとんど普通の挨拶にしている。
この「あけましておめでとうございます」と言わない人の声が聞こえてくる。「年が改まることがどうしてめでたいの?」と。
昔、年齢の数え方は「数え年」だったと聞く。これは、生まれたときが一歳で、以後、年が改まる毎に歳をとる数え方。正月は自分の年齢が一つ加算され一つ歳をとるので、感慨もあったと思う。いまは年齢は誕生日による満年齢なので、新年に対してその様な感慨は無い。
また、正月とは単なる人為的な年の区切りに過ぎない、と考える人が増えてきたのかもしれない。正月休みも、欧米のように「クリスマス・新年休暇」と変貌する日が近いのかもしれない。
コメント・トラックバック一覧(0)
この記事にはまだコメントがついていません。