カテゴリー:IT

広告メール、迷惑メールの送信はお断り

2009年2月2日 (月)

SPAMメールにはもう長いこと悩まされている。1日に受信する約100通のメールのうち、SPAMは8割以上。まあ優秀なSPAMフィルターソフトを入れていて受信時に読まずに削除しているので目に触れることは少ないが、そのフィルターソフトの履歴を見るとあまりの多さに愕然とする。

そもそもSPAMメールが増えたのは、一時期、メールアドレスを公開していたからだ。ドメインを取得すると連絡先などの公開されるメールアドレスに自分のメールアドレスを書いていたのだ。いまはドメイン管理会社のアドレスにしてもらっているので大丈夫だが。しかし一旦メールアドレスが公開されてしまうと、”生きている”メールアドレスのリストに含まれてそのリストがネット上で流通しているのだろうか、SPAMメールは減ることは無い。その後、ネットビジネスを始めたことで、連絡先メールアドレスを表示しなければならず、そのアドレスへのSPAMメールが増え始めているのは頭が痛い。

ある朝、メールを受信しようとすると、なにやら様子が変。膨大なメールを受信していた。たかだか10時間あまりの間に溜まっていたメールは千通近く。良く見ると、ほとんどは他のメールサーバからのエラーメール。某国のSPAM氏が、差出人を私ということにして膨大な数のメールを世界中に送りつけ、アドレス存在しないというエラーメールが私に押し寄せた、という次第だった。

SPAMメールの悩みは尽きないが、昨年12月から改正特定電子メール法が施行されたのは少し朗報だった。本人の了解しないメールは送ることが出来ない、ということが法律の改正の目玉。おかげで、得たいのしれないメルマガに勝手に登録されたり、解除できないメルマガが送りつけられることはほとんど無くなった。

ところが、この改正特定電子メール法の改正点はこれだけではなかった。日経BPネット2月2日記事のメールアドレスを掲載するときはすぐそばに「広告お断り」の注意書きをによれば、次のとおりだ。

迷惑メールの送信を規制する改正特定電子メール法が施行されて2カ月たち、広告メールを送信する企業の対応が進んでいる。一方で、メールの受信者の側にも対応が必要になったことの周知が遅れている。
...
迷惑なメールの受信を望まないなら、メールアドレスのそばに、下記のような注意書きを追加する必要がある。

【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします。

Webページに記載する連絡用のメールアドレスだけではない。Web掲示板やSNS、プロフなどにメールアドレスを書き込む際も当てはまる。企業や団体の発行するニュースリリースのように、紙で発行してもWebページに全文が転載される可能性の高い文書の場合も同様だ。

特定電子メール法の改正により、迷惑メールの送り付けを拒否するためには、メールアドレスのそばに上記の表示が必要になった。書いておかなければ、同意のない広告メールを送り付けられても文句を言えない場合がある。(C)日経BPネット

このことは全く知らなかった。やむを得ず公開しているメールアドレスの横に
【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします
を書いておけば、改正特定電子メール法の保護を受けられるが、もし無いと、広告メールOKと公表しているのも同然、ということだ。これは大変なことだ。このような重要な、重大なことが何故一般に知らされていないのだろうか。官の怠慢に非常に腹が立つ。

しかし、官の怠慢を追求するよりも先に、いま公開しているメールアドレスの横に
【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします。
を至急書かなければならない。

猫言語、違った、Neko言語

2007年8月4日 (土)

私は最近、動的言語に興味を持ち使い始めている。興味の対象はPythonとRubyだが、特にPythonに興味を持ち、そのWEBアプリケーションフレームワークであるTurboGearsを使い始めたところだ。そのあたりの話題はこのブログで私のPython事始を始めいくつかの記事がある。

私は言語おたくではないが、この業界で生き残るために言語の研究・調査は怠らないようにしている。たとえば15年以上前、C++処理系が無かったころ、Guideline C++なる処理系を米国から購入したこともあった。Actorなるオブジェクト指向言語と開発環境(結構高かった)を購入したがそのプラットホームのWindows3がまともに動かず金をドブに捨て、などということもあった。もちろんPascal系言語にも興味を持ち、Delphiも購入して調査した。そして最近はフリーライセンスの動的言語が興味の対象だ。

新言語の話題を聞くととりあえず調査するようにしている。昨日初めて知った言語が「Neko言語」だ。この言語は昨日のマイコミジャーナルの記事主要プログラミング言語となりえるか!? 注目のNeko 1.6.0登場で知った。

この言語に興味をもった理由は単純、そのネーミング。動物が嫌いではない私は”Neko”というネーミングに惹かれ、早速その言語のサイトNEKOを見た。笑ってしまった。左上のNEKO言語のロゴは猫ではなく「狼」だった。

マイコミジャーナルの記事によればNEKOの特徴は次のとおり。

Nekoは動的に型付けされたスクリプトタイプのプログラミング言語。それ単体で動作させることも、ほかの言語に組み込んで動作させることもできる。また、ほかのプログラミング言語に対するランタイムプラットフォームとしても動作するという特徴がある。Neko自体は学習が簡単なスクリプト言語。C言語から実行することができるほか、C言語を使って機能を拡張することも可能。

Nekoはプログラミング言語としてはかなり後発の言語に当たる。現在主流で使われているプログラミング言語の特徴を研究して、シンプルでありつつも強力であるように設計されており、今後の展開がかなり注目されるプロダクトだ。

後発の言語は有利だ。ここの書いてあるように「現在主流で使われているプログラミング言語の特徴を研究」して良いとこ取りができるからだ。その点、少々古いPythonは不利な面もある。

NekoサイトによればNekoコンパイラはNeko自身で記述されているとか。これは凄い。動的スクリプト言語のコンパイラがその言語自身で記述されることは少ない。言語の問題ではなく実行速度の問題が大きいからだ。Nekoのヴァーチャルマシンは軽量で速いとNekoサイトには書かれているが、そうなのだろう。Nekoにはmod_nekoモジュールがありWEBサーバApacheに組み込める。このNekoサイトはそれで動いているらしい。確かにこのサイトは動的サイトなら速いと思う。

Nekoサイトにあったソース例から。

var x = 3;
$print(x);

varを使うのはJavaScript的だ。

var x = 3;
f = function(x) {
	$print(x);
}
f("neko"); // print "neko"

fは関数ポインタをうまく隠蔽している。

もちろんオブジェクト指向言語だ。

o = $new(null);
o.x = 1;
o.add = function(y) { return this.x + y; }
$print(o.add(2)); // prints 3

新言語がアプリケーション(私の場合はWEBアプリケーション)に使えるかどうかは、言語の設計の問題よりは日本語処理と周辺ライブラリの充実の問題のほうが大きいと私は思う。

Nekoの場合、UTF8文字列は使用できるようだがそれ以上の日本語処理はどうなのか、周辺ライブラリはどの程度充実しているのか、今後見極めて行きたい。

ネット依存症

2007年8月1日 (水)

仕事に疲れたとき、またちょっとした空き時間のあるとき、無意識に検索エンジンを使って遊んでいる自分を発見することがある。そのとき一瞬、これはネット依存症になりかかっているのか、と思う。

英国の科学誌「New Scientist」がネット依存症の特集を組み、それを紹介したDODA業界レポート検索がやめられない!新手のネット依存症を見た。

New Scientist誌がリストアップしたネット依存症は次のとおりだ。

  1. Blog Streaking

    ほかの人が、とても興味を持ちそうにない自分の秘密をブログで暴露する。「ストリーキング」は、公共の場を裸で走ること。

    これは私のブログではやっていないつもりだが。。。

  2. Crackberry

    祖母の葬式の最中のような時でも「BlackBerry」(米国で広く使われているモバイル端末)を絶えず確認せずにいられない(ケータイメールを絶えずチェックする人に似ている)。“現代のエグゼクティブにかけられた呪い”とも呼ばれる。

    私はモバイル端末はもっていないし、携帯は持っているがほとんど使用していないのでこの項も私には無縁だ。

  3. Cyberchondria

    ちょっとした体の不調を気にして、オンラインで調べ、自己診断で病名を決める。「頭痛と、ある種の発疹が同時に出たのはガンに違いない……」

    自分の症に合った漢方を探したことはある。

  4. Ego-Surfing

    自分の名前をネットで検索して、どう評価されているかをチェックする。「ちょっと調べる」という行為が自分でコントロールできなくなるという。

    これはやったことがある。自分が投稿したメーリングリスト記事が検索される。私の名前は珍しいのかほとんど検索されないが、唯一、浅草の人力車の車夫が検索されたことがある。でも”「ちょっと調べる」という行為が自分でコントロールできなくなる”ということはない。

  5. YouTube Narcissism

    休日に撮影した自分のビデオを皆に見てもらいたい。

    撮影できるビデオ機器は持っていない。

  6. Google-Stalking

    友人、同僚、初めてデートする相手のことを相手に知られることなく“ググ”って調べる。

    これはときどきやっている。

  7. MySpace Impersonation

    SNSに接続する時、匿名可能なのを利用して有名人・大物であるかのように装う。

    私はSNSは大嫌いなので入っていない。

  8. Photolurking

    写真共有サービスで、会ったこともない人のアルバムを見続ける。

    そんなことはしたくもない。

ということで、私は「ネット依存症」とは言えないレベルのようだ。

Googleのプライバシー保護

2007年7月9日 (月)

20日ほど前に読んだインプレスジャパンのEnterprise Watch記事「プライバシー保護に敵対的」 最低評価を受けたGoogleについて。

英国に本拠を持つNPO、Privacy International(PI)が6月9日、23のインターネット企業・サービスを評価した「Privacy Ranking of Internet Service Companies」(暫定版)を発表した。これは、6カ月間、20の主要指標から各社のプライバシー保護に対する取り組みを調べ、「プライバシーに優しい」から「プライバシー保護に敵対的」までの6段階で評価したものだ。

そして、Googleは最下位にランクされた唯一の企業となった。

なんとGoogleが最下位の「プライバシー保護に敵対的」とは。その理由は次のとおりである。

PIによると、Googleが最下位となった要因としては、そのずば抜けたアーカイブレベル、製品とサービスの多様性と特殊性、市場独占状態と膨大なユーザー数によってさまざまなツール間でデータ共有が可能なこと、などがあるという。ほかにも、同社がOECDのプライバシーガイドラインやEU(欧州連合)のプライバシー基準を完全に順守していないこと、またGoogle Toolbarでの検索情報についてポリシーを明確に公開していないことなどを挙げている。

Google側はPIに反論はしたが次のような対応も検討しているらしい。

6月11日には、データ保持期間を2年から18カ月に短縮して、以降は匿名化すると発表した。EUのプライバシー管轄機関であるArticle 29データ保護委員会の要求に応じたもので、ほかにもクッキーの有効期間を変更する意向を明らかにしている。

私は以前からGoogleへ膨大なプライバシー情報が流れ込んでいることに不安を覚えていた。Googleは、私がいつどのような検索を行ったか、すべて把握し、その巨大なサーバに蓄積しているはずだ。私はGoogleから見れば一応匿名ユーザだが完全な匿名ではない。それは私のネット接続IPアドレスは固定IPアドレスであるからだ。IPアドレスを逆引きすればそのプロバイダ名が判明する。地域もだいたいわかるようだ。もし私の名前とIPアドレスの対応が何らかの方法でGoogleに分かれば、私を特定したすべての私の検索履歴が判明してしまうのだ。上記記事最後に書いてあるGoogle側対応では”匿名化する”とのことだが、どのような方法でどの範囲で匿名化するのか公表され実行されるまでは信用できない。

またGoogle Toolbarにも不安がある。Googleを経由しないで単に閲覧しているページ(たとえばブックマークによる閲覧ページ)のURLをGoogle ToolbarはGoogleサーバに送信しているのではないか。この不安のためGoogle Toolbarは使いたくないのだが、Google ToolbarのPageRank値が仕事上必要なのでインストールせざるを得ない。

Googleの問題はこれだけではない。もっと本質的問題がある。それは、Googleという会社は中国へ進出する際に中国側の検閲を受け入れた会社である、ということだ。中国国家側の検閲フィルターを経由した検索を受け入れた会社なのだ。ということは、Googleは利益のためには魂を売る会社、と見做せる。

右傾化甚だしい日本において権力側がたとえば犯罪操作などの名目で検索履歴の提供を求めた場合、Googleは恐らく拒否しないだろう。それが蟻の一穴、国家権力側が検索履歴という個人のプライバシーをすべて保持する日も有り得る、と思っている。

ハードディスクの故障率

2007年6月18日 (月)

ITproサイトでハードディスク・ドライブの故障率に関する事実という記事を読んだ。これは
Disk failures in the real world: What does an MTTF of 1,000,000 hours mean to you?という論文の解説記事である。結論は3つある。
1.HDDの故障率は「メモリーと同じく高い」
HDDは故障の多いコンポーネントだが、その故障率はメモリーと同等とか。高速で回転する機械のHDDと動く部分のないメモリーの故障率が同等、というのは意外だった。なおCPUはHDDより250%故障率が低く、マザーボードはHDDより50%故障率が低かったそうだ。

私はいままで10数台のPCを使用してきたが、HDDの故障は3~4台、マザーボードの故障は2枚、CPUは故障無し(CPUファンは故障1回有り)だった。そしてメモリーの故障は無し。私の体験と上記論文の結果はかなり異なる。上記論文は、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)クラスタを運用する組織などからのデータらしい。ということは最高級のサーバ環境のデータ。片や私は安物PCまたは自作PCなので、比較の土俵が違うかもしれない。是非安物PCでの調査が読みたいものだ。

2.HDDの年間交換率は3%,SATA,SCSI,FCで違いなし
交換率3%は、HDDメーカの故障率数値より3倍強の数値らしい。これは私の体験よりも多い。また、故障率がSATA,SCSIで違いのないことは驚きだった。値段の高いSCSIのほうが「しっかり作って有るはずなので故障は少ないはず」と私は思い込んでいたからである。

私の現在のサーバはSCSIだが、次はボード・ディスクとも価格の安いSATAにしよう。

3.ハードディスクは次々壊れる?
記事によれば

ハードドライブが故障しても,RAIDが機能していればデータは保護される,と考えているからだ。

 これは「1台目のハードディスクが故障しても,2台目のハードディスクはすぐに故障しない」ことを前提としている。しかし,この前提は正しいとは言えないようだ。

とのこと。RAIDにしておけば安心、ではないようだ。RAID神話に一石を投ずる記事ではあるが、ではどうするか。結局、より冗長度を高めたRAIDかクラスタ構成にするか、しか方法は無いように思う。それから、問題が発生したときにいかに早く当該装置を物理的・ソフト的に切り離すか、がポイントになりそうな気がする。

 

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