月別:11月2005年

次世代MovableTypeまたは高機能なフリーCMS

2005年11月29日 (火)

ブログツールといえばMovableTypeの独壇場のようだ。ビジネスブログも然り。

最近はブログツールで作成したとはすぐには見抜けないホームページまである。そのようなHTMLファイルを生成するためのMovableType用テンプレートも多数、フリー・有料を問わず存在している。

MovableTypeにはCMS(Contents Management System)とも見做せる機能がある。しかしMovableTypeをCMSと言い切るには機能が不足している。私の関与している複数のホームページをMovableTypeで生成できないか検討したことがあるが、結論は、可能だが冗長な部分が多く無意味、であった。逆に、機能が豊富なCMS製品は高価なものがほとんどで私には手が出ない。

私が欲しいのは、MovableTypeの延長上にありCMS機能が豊富なフリーソフトまたは廉価なソフトである。

と思っていたところ、「絵文録ことのは」ブログにブログの「次」はこれが来る。DWS(デーサイ)=データベース→サイト化ツールの時代

という記事を見つけた。この記事のサブタイトルを見るだけでこの記事の要旨がだいたいわかる。次のとおりである。

・FTPの面倒くささからMTへ

・MovableTypeをブログらしくなく使う

・Movable Typeの限界とCMS

・CMSツールが使えない理由

・次世代のツールDWS/デーサイの特徴

・デーサイ時代のウェブサイト

・Google Baseはデーサイのプロトタイプか

・鬼が笑いまくる未来年表

「デーサイ」とはこの著者の造語で、「データベース→サイト化システム (Database to Website System)」とのこと。

この記事に対してはコメントの嵐となっている。このようなソフトを待ち望んでいる人は私の想像以上に多いようである。

ニーズがあるということは、ビジネスになる、ということである。それなら、作ってしまおうか!

次世代ブログ・CMSツールに要求される機能は、この記事に書いてあることが最小限だろう。さらに機能を付加しなければならないが、あまりに多機能だと使い難いことが多いので、機能設計は入念にやらなければならない。

それから、どのような開発・実行環境にするかも入念に検討しなければならない。

この次世代ブログ・CMSツールは動的ページ生成機能も必要なためperlでは性能的に苦しいだろう。またある程度の大きさ(中規模?)のシステムとなることが予想されるため、オブジェクト指向言語で開発する必要があると思う。

そうなると開発はJavaが最適だろう。しかし実行環境にはTomcatが必要になる。一般のレンタルサーバでTomcatが動作可能なサーバはほとんどないし、専用サーバではTomcatのインストールと設定(Apacheとの連携)にはある程度のスキルが必要なので、Javaでは一般ユーザには無理がある。

となると、実行環境の観点からはオブジェクト指向言語である必要から、PHP5か、Rubyか、Pythonか、Javaのスクリプト言語であるGroovyとなるだろう。

Java屋である私としてはGroovyでやりたいところだが、Groovyは日本語参考書はまだないようであるため、敷居が少し高い。ただ、膨大で(私の使い慣れた)Javaクラスライブラリが使用でき、また自作のクラスライブラリ使用も可能だろうから、それを考えるとGroovyも私にとっては有力な選択肢となる。

もしJavaなら、専用サーバ用にJava言語でシステムを構築し、そこで作成したクラスライブラリを利用してGroovyでも動くようにすれば良いだろう。私としては専用サーバ用は有料、Groovy版はフリーにしたい。

ただJavaでは、Groovyであっても一般ユーザにはなじみが少ないため、MovableTypeのようなヒットは期待できないだろう。となると、MovableTypeの向こうを張るには、PHP5,Ruby,Pythonのどれかで構築しなければならないだろう。

私はスクリプト言語があまり好きでないため、いままで本格的に勉強してこなかった。正月休みにでもPHP5,Ruby,Pythonをじっくり勉強して、どのスクリプト言語がオブジェクト指向スクリプト言語として使いやすいか判断することにしよう。

でもその間に、高機能なMovableTypeニューバージョンがリリースされたりして。。。

元祖衛星デジタル音楽放送「ミュージックバード」

2005年11月28日 (月)

先週、衛星デジタル音楽放送「SPACE DiVA」の記事をアップロードした。SPACE DiVAを語るには、その大元のミュージックバードについて述べる必要がある。

ミュージックバードはSPACE DiVA より前から放送しているデジタル音楽放送曲である。当初は10数チャンネルがあった。各チャンネルは基本的にCD以上の音質である。通常はCDを流しているが、時々放送されるライブ録音はCDより良い音質。また1チャンネルをA,Bに2分割して別々の内容を放送するチャンネルもある。この場合の音質は当然CDよりは劣る。

今年の夏頃、このミュージックバードのチャンネルの半分がなくなり、その周波数の電波でSPACE DiVA が放送が開始された。SPACE DiVAは100を超えるチャンネルがあるのだから、SPACE DiVAの方が圧倒的に周波数の有効利用をしていることになる。しかしSPACE DiVAはMP3音質なので、音質はミュージックバードよりは悪いことになる。ただ私は仕事中に小さな音量で聴いているので、CD音質とMP3音質の違いはわからない。大音量で比較すれば一目(一聴?)瞭然だろうが。「ザ・クラシック」チャンネルはミュージックバードとSPACE DiVAの両方にあるので、今度大音量で比較してみるつもりだ。もちろんCD音質の勝ちに決まっているが、どの程度の音量ならその差がバレないか、を実験したいのだ。

なおミュージックバードとSPACE DiVAはアンテナは共用できるが、チューナーは別々に用意しなければならない。私のように両方を契約している人はかなり少ないだろう。

SPACE DiVAの強敵は、インターネット放送だろう。今後ますますブロードバンドが一般的になることを考えると、SPACE DiVAの将来はあまり明るくないと私は思う。またミュージックバードは、音質は良いが自分の好きなジャンルの音楽のチャンネルがない、という問題がある。そして将来は地上波デジタル音楽放送局という強敵もできるだろう。私は2つの衛星デジタル音楽放送をエンジョイしているが、残念ながら2局とも先行きはあまり明るくないと思う。

くにたち市民合唱団演奏会

2005年11月27日 (日)

次のコンサートを聴いた。アマチュアの演奏会である。

くにたち市民合唱団演奏会

モーツァルト/c-mollミサよりキリエ

モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス

モーツァルト/レクイエムよりレクイエム

J.ハイドン/ハルモニーミサ

指揮:坂本徹

ソリスト:本宮廉子・田村由貴絵・及川豊・大井哲也

オーケストラ:くにたちオラトリオアンサンブル

合唱:くにたち市民合唱団

2005年11月26日(土)くにたち市民芸術小ホール

合唱のレベルは高かった。しかしソリストが合唱と一緒に歌い、またエキストラが8人も入っているため、合唱団の本来の腕前はわからない。

オーケストラは、アマチュアをベースとしてプロが4人入っていた。コンサートマスタ・セカンドヴァイオリントップ・チェロトップ・オーボエトップがプロ。プロといっても、4人とも古楽器のプロである。しかしピッチはモダンピッチ。調律は平均律ではなく恐らくヤング。

チェロトップは、驚いたことに赤津眞言の室内楽演奏会のチェロの高橋氏であった。オーケストラのリーダーはコンサートマスタではなくチェロの高橋であった。その動作を見るだけで、どのような音で演奏しなければならないのかがはっきりとわかる演奏。すばらしい音楽性とリーダーシップであった。彼が著名な古楽器オーケストラのLa Petite Bandeの首席チェロ奏者であることも容易に頷ける。

このプロメンバーが中心となり古楽器オケ的な厳密なアンサンブルをつくろうとしていた。しかしアマチュア組、特にヴァイオリンがそれを邪魔していたのは残念。また譜面をめくる音が乱暴で音楽の流れを阻害するヴァイオリンメンバーがいたのも大変残念だった。

演奏は全般にクリアできびきびした音楽だった。特にハイドンがそうであった。総合的には良い演奏なのだが、オケはやはりプロの古楽器オケで聴きたい、と思ったことも事実であった。

シャロン首相にズバリ回答

2005年11月25日 (金)

朝日新聞に次の記事があった。

シャロン首相、日本大使公邸で異例の夕食

イスラエルのシャロン首相は24日、地中海沿いのヘルツリヤにある横田淳大使の公邸に招かれ、大使と日本料理の夕食をともにした。

使が小泉首相の衆院選での大勝の話を振り向けると、「ぜひ、秘訣(ひけつ)を教わりたい」と反応した。

シャロン首相の知りたい小泉大勝の秘訣は「ヒトラー」にある、とはまさか彼も知らないだろう。

小泉首相の政治手法がヒトラーの著書「我が闘争」をモデルにしている、という指摘は最近良くWEB上で目にする。

グーグルで「小泉 ヒトラー 我が闘争」をキーワードにして検索すると、かなりのヒットが得られる。是非検索していただきたい。

まあ、我々が「愚民」だから小泉の戦術に引っかかっている、と言えるのだろう。戦後60年、我々は「愚民」を卒業しなければならないのにいまだに卒業できないでいる。そして、戦争の足音が急速に近づいていることに大半の人は気が付いていない。今回の自民党大勝の原動力になった若年層の有権者の皆さん、戦争になったときに戦わなければならないのは貴方たちなのですよ。

鳥インフルエンザの特効薬

2005年11月24日 (木)

私はこの十数年、風邪で医者にかかったことはない。もちろん風邪は年に1,2回罹るが、漢方薬で直している。漢方薬は数十種類を常備し、参考書も10冊以上あるので、私は「漢方おたく」かもしれない。

普通の風邪のひき始めであれば、症状に応じて葛根湯か麻黄湯がファーストチョイスになる。ところがインフルエンザは、これらの漢方薬はまったく効かず、あっという間に高熱が出てしまう。熱にうなされながらいろいろ漢方薬を試すが、効かない。

しかしただひとつ、インフルエンザに効く漢方があった。それは「霊黄散」という。この成分は人参と午黄の2つのみ。午黄は牛の胆石であまり入手できないため、「霊黄散」の価格は高い。この漢方の添付文書をみても、風邪に効くとはどこにも書いていない。書いてある効能は「滋養強壮」のみ。しかしこれは効く。飲むと数時間後に熱がさらに上がる。そして半日後には、ほとんど平熱に下がるのである。

いったん熱が上がることから、この漢方は免疫機能をさらにアップさせる薬、と考えられる。世間の鳥インフルエンザ騒動を見ても、私は他人事。「霊黄散」を買い占めておけば大丈夫、と。

ところが、とんでもない記事を見つけてしまった。次のとおりである。

随分遅れた感の十七日付けで朝日新聞”高い死亡率、免疫の過剰反応が原因か 鳥インフルエンザ”(参照)も同じ話題を扱っていた。サイトカインの説明はわかりやすい。

 ウイルスなどが体内に侵入すると、白血球がサイトカインと呼ばれる物質を分泌する。これが炎症を起こして身を守るのが免疫反応だ。

 研究グループがH5N1型の患者から採った気管支や肺の細胞を分析したところ、毎年流行するH1N1型と比べ、炎症性サイトカインの分泌量が異常に高かった。分泌が過剰だと、肺組織が破壊されるなどして呼吸困難になる。

 こうした免疫機能の過剰反応は「サイトカインの嵐」と呼ばれ、スペインかぜで若者が多く死亡した原因と考えられている。

 このインフルエンザの症状はウイルス自体が引き起こすのではなく、その過剰防衛反応が起こしていると見られる。であれば、免疫の反応を鈍くすることで症状を緩和させることもできるし、あるいは炎症自体を抑制するような対策も可能ではあるのだろう。

なんと鳥インフルエンザに罹ったときの激しい症状は、免疫機能の過剰反応が原因とか。ということは、免疫を活性化する上記漢方は使えない、ということだ。残念。

 

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