月別:6月2007年

防災無線のうるさいゐなかの私2

2007年6月20日 (水)

先月書いた記事防災無線のうるさいゐなかの私の続編。昨日(19日)は防災無線放送が大変うるさい日で、4回も放送があった。次の内容である。

  1. 昼の音楽(毎日定例)
  2. 隣町の行方不明者。見かけたら知らせよ。
  3. 車上狙い盗難が発生。車を離れるときはロックせよ。
  4. 教育委員会からのお知らせ(毎日定例化。先の記事のとおり。)

この中で許せるのは「2」のみだ。行方不明者の特徴などをゆっくり話し、繰り返して2回放送するので放送時間は結構長いのでうるさい。しかしこれは緊急事態だろうから許せる放送だ。(以前ある都会に住んでいたときにはこのような内容の放送は記憶に無いが、田舎ならではのこととして良しとしよう。)

「3」は無意味。「車を離れるときはロックしましょう」など当たり前の話で、もしロックを忘れて盗難にあったらそれは自己責任。そしてロックをうまく解除して盗むのが「彼ら」の仕事。この放送内容は「防犯」の顔をしているが全く無意味な内容、ということになる。「交通安全週間です。車には気を付けましょう」の放送と同程度に無意味だ。だいたい車上狙いのような盗難事件やその他の犯罪はこの地域ではほとんど毎日のように発生しているはずだ。それが何故、今日のみ、かつ車上狙いに限定して放送されるか。放送の主体は自治体だが、自治体は警察の言いなりに仕事(放送)をしている、としか思えない。

「4」は先の記事のとおり全く無意味な内容の放送で、この1年、放送が定例化してしまった。

こうなると「1」も全く無意味な放送だ。「1」の目的は、他の地域の防災無線と同様に、必要時に正常な放送ができるように毎日のチェックの目的だろう。もしそうなら、「1」と「4」を共に毎日放送することは全く無意味だ。そもそも、この放送設備チェックの目的で毎日放送する必要があるのだろうか。私はせいぜい月に1回で充分、と考える。

この放送は近所の塔のスピーカーから割れた歪んだ音で放送される。その音量は結構大きく、先の記事のとおり、電話に支障のあるレベルである。うるさい日本の私の著者の中島教授なら、デシベル計で騒音を計測して自治体に掛け合うかもしれない。しかし私はそこまではやる気はない。私はその音量が騒音であることの問題もさることながら、「お上」がこのように一見正当で実は無意味な内容の放送を恣意的に垂れ流すことが一番問題と考えており、そのことを彼ら(自治体側)が認めて放送を中止するはずが無いからだ。

一時も早く、防災無線の無い場所に引っ越したい。ただそのような場所は、いまは有っても将来は無いだろう。権力側が市民への管理強化・プロパガンダのためにこの放送を利用することが予想されるからだ。

ハードディスクの故障率

2007年6月18日 (月)

ITproサイトでハードディスク・ドライブの故障率に関する事実という記事を読んだ。これは
Disk failures in the real world: What does an MTTF of 1,000,000 hours mean to you?という論文の解説記事である。結論は3つある。
1.HDDの故障率は「メモリーと同じく高い」
HDDは故障の多いコンポーネントだが、その故障率はメモリーと同等とか。高速で回転する機械のHDDと動く部分のないメモリーの故障率が同等、というのは意外だった。なおCPUはHDDより250%故障率が低く、マザーボードはHDDより50%故障率が低かったそうだ。

私はいままで10数台のPCを使用してきたが、HDDの故障は3~4台、マザーボードの故障は2枚、CPUは故障無し(CPUファンは故障1回有り)だった。そしてメモリーの故障は無し。私の体験と上記論文の結果はかなり異なる。上記論文は、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)クラスタを運用する組織などからのデータらしい。ということは最高級のサーバ環境のデータ。片や私は安物PCまたは自作PCなので、比較の土俵が違うかもしれない。是非安物PCでの調査が読みたいものだ。

2.HDDの年間交換率は3%,SATA,SCSI,FCで違いなし
交換率3%は、HDDメーカの故障率数値より3倍強の数値らしい。これは私の体験よりも多い。また、故障率がSATA,SCSIで違いのないことは驚きだった。値段の高いSCSIのほうが「しっかり作って有るはずなので故障は少ないはず」と私は思い込んでいたからである。

私の現在のサーバはSCSIだが、次はボード・ディスクとも価格の安いSATAにしよう。

3.ハードディスクは次々壊れる?
記事によれば

ハードドライブが故障しても,RAIDが機能していればデータは保護される,と考えているからだ。

 これは「1台目のハードディスクが故障しても,2台目のハードディスクはすぐに故障しない」ことを前提としている。しかし,この前提は正しいとは言えないようだ。

とのこと。RAIDにしておけば安心、ではないようだ。RAID神話に一石を投ずる記事ではあるが、ではどうするか。結局、より冗長度を高めたRAIDかクラスタ構成にするか、しか方法は無いように思う。それから、問題が発生したときにいかに早く当該装置を物理的・ソフト的に切り離すか、がポイントになりそうな気がする。

廃れた技術

2007年6月16日 (土)

マイコミジャーナルの半月ほど前の記事本当に”死んで”いる? さびれゆくコンピュータスキル”トップ10″ - 米誌調査について。この記事は、米『Computerworld』誌の記事The top 10 dead (or dying) computer skillsの紹介・論評記事である。次の10技術が死んでいる技術、または死につつある技術とされている。

1. COBOL
確かに廃れた言語だろう。ソフトウェア開発の世界に長く居る私でも、大型系でなかったこともありCOBOLを使用したのは1回だけだった。20年くらい前まではビジネスアプリはほとんどがCOBOLだったが。しかし記事にもあるとおり、いまだにCOBOLプログラムは残っておりそのメンテナンス需要はあると私派思う。

2. リレーショナル以外のデータベース
確かにいまはリレーショナルDBMS全盛だ。しかしこれで良いと全員が考えている訳ではない。だいぶ前からオブジェクト指向データベースが出現しており、今後はオブジェクト指向データベースと言われて久しい。ただ私の予想では、優れたO/Rマッピングソフトの出現により将来もリレーショナルDBMSは使用され、オブジェクト指向データベースの天下にはならないだろう。(現在のO/Rマッピングソフトのレベルでは駄目と思う。)

3. IP以外のネットワーク
これはそのとおり。

4. cc:Mail
最近はこの話題は聞かない。ただ使用したことも勉強したこともないので論評はパス。

5. ColdFusion
これも使用したことも勉強したこともないので論評はパス。

6. Cプログラミング
私自身はCの仕事はもうやらなくなって久しい。5,6年前にちょっとしたCプログラムを書いたが、いたるところでC++のように書いてしまいコンパイルエラー。ただこの言語、廃れることはあり得ないと思う。引用元記事では

Web時代に入り、C言語が使われる機会も減ってきている。「C++やC#は現在でも現役だが、ベーシックなC言語しか知らないプログラマを探してみると、見つかるのはたぶん失業者か、他の新しい技術スキルを勉強中の人だけということになるだろう」との声がある。

とあるがそうだろうか。次の2つの分野でCは生き残るだろう。一つは組み込み系。いまだにメモリーの制限がある世界は山ほどあり、そこではのんびりC++を使ってはいられない。もうひとつはLinux系。Linuxのシステムに近い部分はいまだにCであり、C++に置き変わる可能性は少ないと思う。

7. PowerBuilder
これは日本では流行らなかった技術と思う。

8. 認定NetWare技術者
確かに、一世を風靡したNetWareもいまは全くその話題を聞かない。

9. PCネットワーク管理者
これはちょっと意外。ただ、マイコミジャーナルの論評にあるとおり

いまどき「TCP/IPは知りません」ではネットワークに詳しいとは見なされないのは間違いないだろうが、単にTCP/IPを知っているというだけでは有利な職に就けない可能性があるという点は、たしかにありそうなことにも思える。

ということだろう。

10. OS/2
これもそのとおり、この記事で久しぶりにOS/2の名前にお目にかかったという感じだ。私はかつてOS/2が華々しくデビューしたころ解説本を数冊買ったがそのままになっている。

以上が廃れた、または廃れつつある10技術だ。

しかし世の中どのように変わるか分からない。不要技術と思われたJavaScriptがAJaxの登場とともに蘇った例もあるからだ。ただその蘇るきっかけはGoogleMapの登場が必要だった。忘れられた技術がキラーアプリの出現で復活するかもしれない。たとえばJava Appletは復活の兆候はあるがキラーアプリ登場待ち、と私は思っている。

社会保障番号、そして管理社会

2007年6月15日 (金)

いま、消えた5,000万件年金問題が市民の激しい怒りを買っている。

この年金問題、社会保険庁は以前から把握していたはずである。ということは政治家達もこの問題を知っていたはずだ。それがいま何故表面化したか。そこには政治屋どもの深謀遠慮があるに違いない。

その尻尾を捕まえた。それは、昨日のそれほど大きくは報道されなかったニュース。朝日新聞によれば社会保障番号の導入、首相「早急に検討」だそうだ。

社会保障番号は、「国民総背番号制」に繋がるとして世論の猛反対で実現しなかった政策だ。いま市民への管理を強めたい政権側としては、どうしても導入したい代物。いったん導入しさえすれば、市民の管理にこんな便利な物はない。これを導入する手段として、政治屋は彼らのみ熟知の年金問題を表に出したのではないか。そして年金管理の名目で、社会保障番号を導入しようとしているのではないか。

以前の「国民総背番号制」反対の論拠はプライバシー保護だったと思う。いま社会保障番号を導入し「国民総背番号制」を実現した場合、以前想定した状況の何倍ものプライバシー侵害問題、もちろん権力側による市民へのプライバシー侵害問題が発生するはずだ。その理由は、IT技術の進歩だ。特に、「ICチップ」。

すでにパスポート、車の運転免許証はICチップを含むICカード化が始まっている。そして「社会保障番号」ICカードが登場し携行が義務付けられるかもしれない。現在の技術ではICカードを10cm程度くらいまで情報読取機に近づけないと情報は読めないようだ。しかしこれは技術の進歩で克服されるだろう。そうなると権力側によるICカード情報読取機が街角のいたるところに設置されるかもしれない。表向き理由は防犯。いま防犯カメラが急速にあちこちに設置されているように。すると、市民の行動はすべて権力側に筒抜けになるのだ。どこへ行き、何を買ったか、まで把握される可能性がある。現在ですら、SUICAカードとJRコンピュータにはその情報が蓄積されているのだ。

IT技術は人類を幸福にする技術のはずだ。しかしICチップが登場したとき、私は嫌な予感がした。使い方を誤るととんでもないことになる、と。その予感はだんだん現実味を帯びてきている。

Python本表紙、または蛇女

2007年6月13日 (水)

私はいまPython言語に興味を持ち、仕事の一部に使用し始めたところである。この言語の名称であるPythonは、その開発者がBBCの番組「モンティ・パイソン」のファンであることから命名されたらしい。そしてPythonとは、ニシキヘビのことである。

先日さるブログで、「Python本の表紙はたいてい蛇が描かれていて気持ち悪いので買う気がしない」という記事を読んだ。(URLは不明。)私もPython本の表紙はすこし気になっていたので、調べてみた。そもそも人間が蛇を嫌がるのは、人間の古い脳にこの情報が刻み込まれているから、という話を聞いたことがある。太古の時代の記憶がよみがえるのか。以下、私の持っている主なPython本の表紙についての調査である。

1.速効!Pythonプログラミング
表紙右上に、ちょっと下手な蛇のイラストが描かれている。蛇はそれだけか、と思ったら違った。表紙背景の全面の模様は、模様ではなく蛇のウロコの拡大写真だった。そう思うと少々気持ち悪い。
内容としては、私はPython入門書のなかで現在では一番良い本、と思う。

2.TurboGears×Python
蛇はまったく描かれていないデザインの表紙である。
内容は少し物足りない。この本を読んだだけではTurboGearsは使えるようにはならない。まあ、薄い本なので情報量の少なさは止むを得ないとは思うが。

3.Pythonプログラミング入門
蛇関連では、ちょっと可愛い蛇のイラストがあるのみである。
内容は、Tkinterの記述の多いのが特徴である。私はTkinterは使用するつもりはないのでこの本を読んでもあまりメリットはなかったが。

4.みんなのPython
Python2.4のマスコット蛇に似た蛇のイラストが小さく描かれている。

5.初めてのPython
O’Reillyの本の通例の如く、表紙には動物が描かれている。なんとネズミ。ニシキヘビ(Python)の餌食になるであろうネズミがなぜ表紙なのか、理解不能である。
対応バージョンは少し古いし700ページの厚さだが内容はすばらしい。私はまだすべては読んでいないが、Pythonで仕事をするには精読しなければならない本と思う。

6.Pythonクィックリファレンス
生々しい蛇の写真。かなり気味が悪い。

7.IronPythonの世界
Iron Pythonという言葉どおりのメタリックの蛇がとぐろを巻いている。かなりリアルで気持ち悪い。
ちなみに.NET上のPython処理系であるIronPythonの本である。私は.NETプログラマではないのできちんとは読んでいない。

8.実践Python 文字列操作からWebアプリケーション開発まで
どこにも蛇は描かれていない。眼鏡をかけてちょっと痩せ型の若い女性のイラストが大きく描かれている。表情はなんとなく生気に欠け、そう思ってみると蛇女に見えてくる。。。

 

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