ある新聞社サイト

2007年8月18日 (土)

偶然面白い新聞社サイトを見つけた。大紀元日本(The Epoch Times)という新聞社のサイトだ。この「大紀元」という名前から日本の右翼新聞か、と思うかもしれないがそうではない。この新聞は「反中国」で塗り固められた新聞だ。(ということはある意味、つまり中国を左翼と考えればそれに反対するという意味で右翼だが。)

この新聞社はニューヨークに本社があり、世界30カ国にグループ社があるとか。そのサイトもさまざまの言語のサイトがある。日本語サイト上部には、簡体, 正体, English, Korean, French, German, Spanish, Russian, Ukrainian, Hebrew, Romania, Bulgaria 各言語へのリンクがある。

特徴は「反中国」と書いたが、「親台湾」ということもできると思う。このサイト、中国の裏事情を知るには格好のサイトだ。

このサイトでは”中共”という言葉が使われている。この言葉にお目にかかったのは数十年ぶりかもしれない。この言葉が死語になっている証拠は、Windowsの漢字変換で”ちゅうきょう”では変換できないのだ。ちなみに”中共”とは”中国共産党”のことで、この新聞社では中国国民の中国共産党脱退運動を支援しているようだ。

このサイトでは次のようなテーマを特集として追っている。

  • 中国の臓器狩り
  • 人権弁護士・高智晟
  • 中国官員亡命事件
  • 中国での集団事件
  • 法輪功関連
  • 鳥インフルエンザ

本日のトップニュースは中国浙江省:観光名所西湖地区、別荘誘致で住宅を強制撤去で、その一部を紹介する。

【大紀元日本8月17日】中国有数の観光名所・浙江省杭州市西湖周辺地区で、現地政府は別荘を建てるために、住民の家屋を強制撤去する事件が発生した。被害者の1人・葉さんの状況を追跡取材した。

杭州市西湖区転塘鎮大諸橋村の住民、葉金女弟さん(女弟で一字)の地下1階、地上3階の自宅は8月9日、現地政府の主導のもとで、強制撤去された。

現地住民によると、現地は観光名所・杭州市の西湖周辺に位置、別荘の販売価格が高騰、1棟あたりの販売価格が2000万元(約3億3千万円)に達する。そのため、現地政府は、暴利を得るために、農民の野菜畑や、茶園(現地は、銘茶・龍井茶の名産地)などを強制押収・売却し、合わせて198棟の高級別荘を建設した。いまでは、農民の住宅地までが標的になったという。

今回強制撤去された葉さんの自宅は4年前に建てられたばかり。「この家を建てるのに、夫婦のこれまでに蓄えてきた全財産を注ぎこんだ」という。

葉さんが陳述によると、自宅が建てられた翌年2004年、現地政府から強制撤去が通達された。自分の財産を守るために、葉さんは抗議行動に出たが、 2004年、自宅で警察から暴力を受け、背骨2本が折れた。父親も耳の鼓膜が破れるほど殴られ、意識を失ったことがある。北京で陳情を試みる葉さんの夫・斯明栄さんは86日間監禁された。母親も同じく陳情を試み、現地政府に逮捕すると脅迫されため、全国各地を転々し、3年間も放浪していたという。

中国政府による人権抑圧の報道もこの新聞社の重要なテーマのようだ。

政治的に面白い次の記事を見つけた。
中共上層部の内部抗争、策略をめぐらす暗闘白熱化
法輪功弾圧問題に揺れる中共最高指導部
中国:テレビに「共産党殺人党」、当局が報道禁止
中国臓器狩り:死刑囚のほか、監禁されている人も臓器強制摘出=カナダ国際医師組織
何清漣:多重の苦境に陥った「メイド・イン・チャイナ」

閑話休題的記事も面白い。
真夏に降雪、北京史上初
中国:不明発光物体続出、大連で2時間空中に停留

酷暑の北京に雪が降ったりUFOが出たり、何でもアリ、の中国だ。

私の持っている中国のイメージは、昔の日本以上に安かろう・悪かろう製品、強農薬の有毒野菜、人権抑圧だ。その人権抑圧、特に中国国家権力による過酷な人権抑圧の情報はなかなか耳にできなかった。今後この新聞社サイトで、その情報をチェックすることにする。

 

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